幸運の女神はきっといる。
そう思いたくなるような、心優しいサリーを感じながら、終始穏やかな気持ちで観ることのできた作品でした。
純朴なしがないカメラマンの役どころは、『キートンの探偵学入門』にも近いものがある。
背は低く、少し内気で、でも負けず嫌いで頑張り屋。決してスーパーマンではないが、その頑張りに幸運の女神が味方してくれる。
"猿"も幸運のお手伝いをしてくれるシーンは、吹き出してしまった。
笑いとハッピーエンドの相乗効果。
アクロバティックなシーンは少し抑えめですが、キートンの中では好きなタイプの作品です。