タカナリ

高度7000米 恐怖の4時間のタカナリのレビュー・感想・評価

高度7000米 恐怖の4時間(1959年製作の映画)
3.2
高倉健主演作品。
殺人犯が紛れ込んだ旅客機内で起こる最悪の四時間が描かれた作品。

76分と短めな作品ですが、旅客機内で事件が起こるのは後半あたりからです。前半は、空港や旅客機の説明、操縦士やスチュワーデスの仕事内容、それぞれのキャラクターの事情なんかが語られます。思ったよりも丁寧です。
子供一人で乗せるとか不安すぎる。

注目はやはり高倉健演じる機長・山本の、犯人を捕まえるための咄嗟の判断と行動。
なかなか無茶な作戦を立ててました。これは乗客かなり辛い。
犯人が旅客機に関する知識が無かったから出来た作戦でした。

犯人との戦いで終わりかと思いきや、終盤は着陸で悪戦苦闘します。
まさかここまで描くとは思いませんでした。トラブルに次ぐトラブル。乗客全員が死を覚悟する瞬間は辛かったです。

思ったよりも盛り沢山な内容でした。
だけど、前半少しダルかったので、もう少し派手めな動きが欲しかったです。