鮭茶漬け

怒りのキューバの鮭茶漬けのレビュー・感想・評価

怒りのキューバ(1964年製作の映画)
4.5
キューバ革命前の庶民の幾つかのエピソードを綴った映像詩。数々の支配に対して屈せず怒りを以って抵抗したキューバ国民の力強さを圧倒的な映像技術で描く。
力強い映像に対して、エピソードの間に挟まる、囁くような「私はキューバ」という一人称の語りは、被征服国の感傷をより際立たせる。
何よりも撮影技術が凄まじい。。ハンディカムなどが無い時代にここまで自由にカメラを操れるとは。カストロによるバチスタ政権打倒から数年後に撮られているので、ソ連から技術とお金が投入されたのだろうけど。

高画質版を是非公開してほしい、と思っていたらモスフィルムの公式YouTubeに数々のソ連時代の映画が高画質で無料公開されていることを知りました。あまりにも太っ腹。
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