カオリ

怒りのキューバのカオリのレビュー・感想・評価

怒りのキューバ(1964年製作の映画)
4.1
原題は『SOY CUBA=私はキューバ』
ミハイル・カラトーゾフ監督作品
ソビエトの同名叙事詩を、原作のエフトゥシェンコ自身とキューバの作家エンリッケ・ピネダ・バルネットが共同で脚色した、キューバ・ソ連合作によるプロパガンダ映画。

革命前の抑圧された人々の物語をオムニバス形式で綴る全編において、「私はキューバ…」と、国(キューバ)目線で描かれている。

土地というのはやはり女性なんですね…
国をあげてスタッフと予算を存分に生かしたというだけあって、驚くほど美しい映像作品となっていた。
この時代にこれだけの映像を作れたということに単純に吃驚しました。

4つのお話が綴られます。

民衆の生活が描写されたいた前半の2作品はとても面白かったのですが、後半にいくにつれプロパガンダに寄りすぎていていて、プロットとして入り込みづらかったです。
プロパガンダ映画だから仕方がないのですが…。

かの上空から撮られた葬列シーンは噂通りに…圧巻でした。
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