2023/9/7 4.4
燃え盛る炎のような怒り。
その怒りは、水でも、爆弾でも消すことはできないのだ。
力がありすぎる映画。
人間の顔が、こんなにも印象的に映る映画は初めて。ひしひしと伝わってくる…
凄い映画を観た高揚感を味わえる作品。プロパガンダ映画という枠を超えて、映画が光と影と音と運動で成り立っているということ、その崇高なまでの美しさ、残酷さに息を呑み圧倒され、打ちのめされてシネマヴェーラ…
>>続きを読む海岸からパンして上に伸びる椰子と十字架が映されるショットから、本作の主題が「垂直」を巡るものあることが分かる。マリア=ベティは直立する3人のアメリカ人の間を投げ飛ばされ、最後には家のベッドに横たわる…
>>続きを読むカメラワークが有名な映画だけど純粋にお話も良い
4つのお話で構成されたオムニバス映画
1.お金が無い娼婦がアメリカ人に体を売る。
2.サトウキビ畑で働くおじさん、地主がアメリカ資産家に土地を売…
カメラが追従する各人物と観客が縄で縛られているように、全く離してくれない。人物に起こる悲劇とそれに対するリアクションを一時も見逃させないように、なにがあっても食いついてくるから疲れる。俺かスクリーン…
>>続きを読む母なるキューバが革命前夜の様々な状況にある4人を語る。
画面の暑苦しさが凄まじい(斜め下からのアップの撮影のせいだと思う)
社会主義の映画だな〜と思うのは、エンリケの葬儀シーンでどんどん参列者が集…
驚くべき傑作だ。対象を弄ぶかのように肉薄と遊離、鳥瞰を繰り返すカメラによって酩酊する革命的群衆。クレオールのダンス、燃える平原=ファン・ルルフォから狂乱の大地へ。
キューバ革命史のみならず、この映…