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怪談新耳袋 ノブヒロさんのYSKのレビュー・感想・評価

怪談新耳袋 ノブヒロさん(2006年製作の映画)
2.4
あの『新耳袋』シリーズがアマプラで見放題!急げー!
というわけで『幽霊マンション』でひとつのゴールを迎えた気になっていた私は、まだ見ていなかった色々を今さらながら見ることにしたのであった

「シリーズで一番恐い」と言われているらしい本作ですが、うーん残念ながら恐さは微塵も感じ取ることができず
思い出補正は多々あれども前作『幽霊マンション』のほうがよほど恐かったし、私的ナンバーワンの『感染』には遠く及ばなかったなあという印象です

イヤだなあ恐いなあというシーンやシチュエーションはところどころ見られるものの持続せず、ノブヒロさんの母親や発狂した理由と兄が主人公を毛嫌いする理由など明らかに視聴者の想像力頼みが過ぎますし、主人公の母親や精神科医、住職の死にざまは恐さよりも「何で?」のほうが勝る始末
主人公にしても呑まれたり我にかえったりが忙しないうえ、ノブヒロさんはただ強すぎるばかりか関節をおかしな方向に曲げる一発芸を披露したり四つん這いになって追いかけたりマンションの屋上フェンスにタックルをはじめたり、恐さの軸がよくわからないことになってきました

正直もう少し頑張れたのでは?という想いのほうが強く、満足には程遠かったですね
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