ち

ALWAYS 三丁目の夕日のちのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
4.0
 西岸良平の人気漫画を山崎貴監督が映画化したもの。東京オリンピック前年の東京を見事に再現した映像と、ある商店街に暮らす人々の触れ合いを掬い取った演出によって、昭和に対する日本人の郷愁を呼び起こしてくれる。既視感と思える演出が多く散りばめられおり、徹底してベタな人情喜劇や、大笑いした直後に魂が震えるような涙が流れるシーンがあったり、胸が熱くなる涙を流しながら思わず笑ってしまうシーンがある。観終わった後の幸福感がハイレベルの次元に位置しており、近年の日本映画の中では間違いなくトップクラスの傑作。
ち