ハリ

ALWAYS 三丁目の夕日のハリのネタバレレビュー・内容・結末

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

戦後の生きる希望を蓄えた夕日町三丁目に住む人々を描いたヒューマンドラマ

とっても良かった。昔から何度も観ている大好きな映画。
昭和の思い出や懐かしさを感じる世代では無いがそれでも私が知らない昭和のノスタルジーを遺憾なく発揮している。見たり触れたりしたこと無い人でも懐かしさを感じさせてくれる作品。

古き良きを全面に出してかなり美化されているであろうが希望に満ち溢れた人々の群像劇。

若干過剰演出やお涙頂戴の脚本が目立つがそれを差し引いても余りある良い映画だと思う。要所で流れるサントラは一級品で無理矢理泣かせに行っているのを理解していても涙ぐんでしまった。

未来に向け少しずつ歩んでいく人達。そして三種の神器等の発展と共に衰退していく現実も色濃く描いて嫌でも感情移入してしまう。

四季折々のエピソードを散りばめて夕日町に住む住人の1年を体現している構成で没入感を加えて、最後は夕日をバックにした東京タワーをそれぞれの住人がそれぞれの場所で思い思いに黄昏れるラストシーンは素敵すぎてとにかく温かい気持ちになれる映画。

情景と音楽にやられた映画。キャラもしっかりと立っておりこれからも何度も観たい作品。
個人的評価:名作
ハリ

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