ポリスロボットアクションOVAの「機動警察パトレイバー」シリーズの劇場アニメ版の第1作目。
監督は押井守。
レイバーと呼ばれる人型作業ロボットが活躍する1999年が舞台。
バビロン・プロジェクトと呼ばれる東京湾での洋上プラットフォーム・方舟の建設がレイバーを活用して急ピッチで行われていた。
そんな折、都内各所の作業用レイバーの暴走が次々と起こる。
パトレイバーによる警視庁特車二課が問題解決にあたるが……
押井監督らしい未来警察を描いたアニメ作品。
同監督の”攻殻機動隊”シリーズのように長いセリフが意味深です。
聖書を絡めてストーリーが展開します。
パソコンが一般に普及し始めた時代の作品で、コンピューターウィルスやソフトのバグなどの危険性を描いていて興味深い。
時代の転換期をトマト畑とニワトリ小屋とハゼ釣りで象徴しています。
世の中は作品の時代設定から20年以上も過ぎましたが、当面はレイバーの時代は来そうにないですね。
「フォワードとバックアップは一心同体!」
「Sightseeing?」 「No, combat!」
2021.10 BS12で鑑賞