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機動警察パトレイバー THE MOVIEのkerokeromanのレビュー・感想・評価

2.5
バビロンプロジェクトがアクアラインとほぼ同じ位置だったり(作品は着工前に作られてる)、話の中心がAI(正確にはウイルスなのかな)だったりと89年にリリースされたとは思えない時代を先取りしたアニメであることは間違いない

ただ、如何せんその事件核心の暴走事件に最終盤まで延々と奔走させられ、最後は尻すぼみで終わる構成はイマイチだった

キャラクターの描写も浅く、アニメ版を見ている前提なのだろうから、既存のキャラはまぁしょうがないにしても、中心人物のはずの帆場が狙ってそうしたのかなとは思うが、完全にぼかされた描写なのには不満だった

終わり方も、え?そこでそんな形で!?というかなり消化不良感が漂うものだった

パトレイバーはそもそも所謂ロボットものみたいな派手さはないのは分かっていたけどそれにしても盛り上がりどころにも欠けていた

高評価が多いので低めの点数はつけづらいが、一般的な映画と同じ評価軸で評価するとこれくらいが妥当だった
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