このレビューはネタバレを含みます
時代劇バイオレンスチャンバラアクションシリーズ 修羅雪姫第2弾
極悪政権VS革命思想
前作で修羅雪姫の復讐は幕を閉じ、今回は恨みではなく怒りで官憲相手に戦いますw アナーキストたちを卑怯な手段で弾圧する極悪政権に怒りを覚える雪。怨念じゃないから前作よりだいぶパンチに欠けます😆
雪は真の主役ではないような、巻き込まれただけなストーリー展開。ストーリーは面白いけど、修羅雪姫でやらなくてもよくないって思います😆
雪よりも個性的な脇役が充実してて、彼らはとてもいい味出してるんです。原田芳雄さん、伊丹十三さん、岸田森さんの怪演のせいで、梶芽衣子さんの影が薄くなっていますね😆
明治時代後半、大量殺人を犯して逃亡を続ける鹿島雪もついに逮捕され、死刑を宣告される。しかし、馬車で刑場に護送される途中で、雪は謎のオタフク仮面軍団に救出される。
特高警察長官・菊井の元へ連れてこられた雪は、死刑を見逃す代わりに、手紙(現政権の極悪非道な行為を記した証拠が記されている)を持つアナーキスト徳永乱水宅へ女中として潜入し、その手紙を盗み出すように命令されたのだった。
雪は徳永乱水から、政府の弾圧や不正について教えられ、彼の革命に対する情熱や人柄にも共感し、菊井を裏切り、徳永乱水のボディーガードを引き受けるのだった…。
警察リンチが凄まじいです。散々痛ぶった挙句、ペスト菌を注射するとか本当にひどい。徳永兄弟がペストで死んでいく様は壮絶でした。そして証拠の手紙を隠滅するためだけに、貧民窟に火をつけて、大勢の住民とともに全焼させて処分するなんて悪どいにも程がある😰