唾

十二人の怒れる男の唾のレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.7
父親を殺した罪に問われた少年の有罪判決は集められた12人の陪審員の判断に委ねられた。11人が有罪と投票する中、1人の男だけが無罪を主張した。

60年程前の作品のため白黒映画だし、12人の男達が一室に集まりただ熱く議論をするだけの映画でありながら全く退屈に感じない。観てる僕らまで最初は有罪だと思っていたのが映画が進むにつれ彼らと同じように疑問を持っていく。
本当に議論しているかのような白熱さ、演技力、観る人を飽きさせない脚本。CGも照明もセットも無しにここまで面白いと映画の可能性は無限大だなと思う。

最初に勇気を出して自分の意見を言ったあの男の人がいなければ、少年は死刑だったのかと考えると意見を言うって大事だなぁって思った。真実が凄く気になるけどこの映画の場合真実はどうでもいいんだろうな
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