みか

十二人の怒れる男のみかのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
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一場面でこれだけ面白い…
考えさせられるというと言葉がチープだけど、「疑わしきは罰せず」、有罪にするも無罪にするも12人の男たちにはなんの損益もないこと。それでも意見を変えることには理由が必要だし、揺るがない確たる根拠を「揺るがしていく」様が見事。
弁護士でも検事でもない彼らがすべきなのは電気椅子のボタンを押す役ではない…

ひとりひとりのキャラクターもセリフ選びも良かった◎
白黒でもきっと色褪せない作品。
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