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十二人の怒れる男のPのネタバレレビュー・内容・結末

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かった!
白黒映画でだいぶ古いからどうせ、当時は凄かったけど、今見たらそんなに見たいなタイプかと思いきや、、面白い!

陪審員っていう、素人が事件の有罪無罪を判断する制度で集められたのは責任も何もないたまたま選ばれた十二人、、

こういう制度って真面目に取り組まれるのかと思いきや、結構皆さんそれぞれ都合があって早く帰りたがってると、、しかも、今回は明らか有罪だろうと、、、

しかし、ここで、それは本当に有罪なのかわからないのでは?と言ってくる八人目の男の疑問から議論が展開されていく、、、

まあ、個人的に全て見ても、おそらく有罪なんだろうとは思うけど、今回はシチュエーションが有罪=死刑であるのと、無罪を証明するというよりかは有罪と考えられる証言の数々の信憑性を揺らがすことで、無罪にしておくかぁ、、ってなったのだと思った!

確かに、最初はみんな、はよ帰りたいし、有罪でいいんじゃねって、思ってたけど、死刑がどんなものか、本当にわかっているのか?真剣に事件のことを考えたのかの言葉と証言の信憑性の低さを示すことで事件に対する姿勢を変えていったのは見事、、

実際、電車の音で悲鳴は聞こえなかったのでは、、?とか、じいさんが嘘ついてるのではとか、、完全に納得まではいかなくとも、証言の信憑性はおおいに揺らいだと思う。私も、そういう考えもあるなぁ、、って思えた

どんどん無罪派が増えていくのが数でわかるので面白いし、最後、多数決の多数派の重圧に負けてしまったのも、人間っぽさが合って良い、、いろんな種類の人が出てくるのも面白い、、、

裁判とかならは?って言われそうやけども、陪審員の場だからこその逆転劇だったのかなと思いました!めっちゃ面白かったです!
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