まりあなな

十二人の怒れる男のまりあななのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.5
実に40年ぶりくらいの鑑賞。
一度しか見ていなかったのですが、それでも大好きだと言えていた映画。それくらい、印象強くて、やっぱり再鑑賞しても名作だと言える映画。絶対の自信を持っておすすめできる映画。
ただ単に、同じ部屋で12人の男が議論を闘わせるだけの映画ですが、何なんでしょう、鑑賞後のこの満足感。
脚本もですが、俳優さんみなさん、完璧すぎる演技。
全編通して場所は同じ部屋ですが、徐々に緊迫感が増し、でもイライラせず、むしろ徐々にスカッとしていく。
面白いのは、ほぼほぼこの事件についての説明がなく、情報や先入観がない状態で見始めるので、視聴者も少年の無罪を確信していくような造りになっていること。
ラストで、ヘタな人間関係がなく、それぞれ帰っていくシーンが逆に余韻を誘いますね。
どうしてもまた観たくて、今回、DVD買っちゃいました。
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