りょすうけ

十二人の怒れる男のりょすうけのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
3.4
”そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない”

ー17歳の少年が起こした殺人事件の裁判が始まる。11人の陪審員が有罪に投票し、その罪は決定的かと思われたが、1人の陪審員が無罪を主張。法廷という限られた空間の中で、事態は思わぬ方向に転じていくー

ずーっと観たかった作品。
会議室で12人の陪審員がひたすら話し合い、少年の殺人の審議を行う。

ちょっとした違和感を大事に、その違和感が事実に近づく、かもしれない。

感情論にならないように、しかし冷酷になりすぎないようにちょうどいい塩梅で物事の疑義を確かめるって難しいけど大切な資質。

もう少し涼しい部屋で、みなさん落ち着いてってずっと思ってた笑