もちもちぽんぽん

十二人の怒れる男のもちもちぽんぽんのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
3.7
今年8作目。
少年が父親を殺した事件で集まった陪審員12人。まぁ有罪でしょうの中、1人だけ無罪を主張する…、満票じゃないと帰れないんですけど〜!?なにが気に入らんの〜!?と、この男を納得させるべく「話し合う」映画。暑い、そして熱い。
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黒白映画って眠くなっちゃう…という心配が「無い」と聞いて見てみたら、マジでした。どんどん目がシャキッとしてくる面白さ。13人目の陪審員になってそこにいる気分。エアコンをくれ。

登場人物が多いので、あの時あの人なんて言ってたかな〜って振り返って2回目見たくなるし、裁判版「こんなこいるかな」みたいな映画だった。自分はこのタイプだな…って陪審員絶対おるので、当てはめて見ると楽しいかもしれない。

いかに偏見差別を抜いて物事が見、話し、聞けるかって難しいな。ちょっと可哀想だったけど総無視するシーンが印象に残っている。でも確かに言ってる事はただのヘイトなので、「話し合おう」の中「話さない」ってきっぱり意思表示するのはカッコ良かった。

あと陪審員を見つめる容疑者の少年の目が好き。