wii

十二人の怒れる男のwiiのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
-
少年を無罪にすることが目的なのではなく、あくまでも有罪のために並べられた証拠を再検証することに重点を置いていたのが良い。
最後まで折れなかった陪審員3番のことを想像してみる。彼はたしかに勢いでしか反論できなかった非論理的な人間だったけれども、すでに検察が提示した有罪としての証拠の正当性を彼が再検証するのは不可能なので、それはそれであの陪審員制度の穴だよなあ、とは思った。ただ本作においては証拠に明らかな矛盾点があるのが前提なので、それを考えると陪審員4番の彼なりの正義というか、潔さを貫いた上でのスタンスが1番かっこよかったかも。おもしろすぎ。。
wii

wii