すごすぎた
脚本や構成にとにかく驚いた
密室劇で会話劇の本作、密室劇は景色が変わらないので次第に飽きが出てきたり会話劇もただ話し合ってるだけなのでより飽きがくるものですが、本作では次第に無罪派が増えていったり、実はこれおかしいのでは？という疑問が次々に出てきたり、1人の命が掛かっているという緊張感が見ていて飽きることない、むしろ聞き入ってしまうくらいのよく出来た会話劇でありカメラの長回しや演者の力強い顔面のアップ、引きの構図などを多用しては様々な見せ方をしているのがとにかくすごい。
途中に現場の再現を行う場面があるのだが、再現VTRなどが流れるわけでもなく室内で陪審員達が実際に行ったり、見ているこちら側は裁判の内容を陪審員達の討論を聞いてどういったものかを判断するので割と中立な立場で見れるので本作はとにかく討論の大切さを描いたものだというのが強く伝わってきました。
