hanami

十二人の怒れる男のhanamiのネタバレレビュー・内容・結末

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

いやスゲ〜〜〜〜〜〜!!!
観はじめる前に母が「なんだっけ…あの…7人?の怒れる男たちって良かったよ」とかいう5人消し去った説得力のない説明をしてくれたんだけどそこから期待してたより全然良かった〜〜〜〜!!!!

無駄な脚本がなくて端的に必要な要素だけで完結してるのも、変な小細工もつまらなくて暇な小話も無いのが凄い。素晴らしい。ストーリー構成の教科書だろこれはもう。
会議室を舞台に最後まで駆け抜けようとしてることに気づいたときはマジでやろうとしてる?って顔が引き攣りかけたけど、いろんな角度から撮ってて全然つまらなくなかった。逆にあんな狭い範囲でもあれだけ楽しめるんだな〜すごいな〜!
特に鼻にハンカチ押し当ててるおじさんの話に皆が呆れてそっぽ向くシーンの配置が計算されつくされてて見入っちゃった。メチャクチャなバランスで成り立ってるというかよくあれだけの人数を被らせずに映したなというかものすごいレイヤーの数で構成したなという感動がありました。あれだけで見る価値があります。カメラマンもやってやったぜ!って思ったと思います。知らんけど。
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