アキ

十二人の怒れる男のアキのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.5
場所はほとんど変わらず、会話がメインなのに面白い。

12人もいると全員が映るように撮るの難しそう〜〜って見ながら思ってたけど、話しながらそれぞれがちょうど絵になる位置に収まるシーンがあって気持ちよかった。

差別や偏見、思い込みから視点が曇る。有罪か無罪か、ではなく、証拠に疑問があるという主張で事実のみをもとに検証していくのがかっこよかった…あんな父ちゃんそら息子は嫌がりますわ…もはや八つ当たりみたいなもんじゃんと思ってしまった。
最後に別れたあとも挨拶を交わすだけで彼らの日常に戻っていくというラストも、ベタベタせず爽やかで好きでした。
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