ぐで子

十二人の怒れる男のぐで子のネタバレレビュー・内容・結末

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1957年の白黒映画、恐るべし…95分があっという間だった。めちゃくちゃ面白かった!!!
蒸し暑そうな会議室とトイレのシーンだけで、こんなに鮮やかな美しい脚本を作るのはすごい!!
オセロのようにひっくり返るディベート映画。
11人が有罪だと思っていた(話し合いする前は、陪審員8番ですら無罪という確信はなかった)のに全員それぞれが話し合いを進めることで証言の見え方が変わっていき、覆ることがないと思っていた目撃証言さえもひっくり返ったところで面白すぎて感動してしまった。
裁判ではなく、会議室で、登場人物も12人でシンプルなのも良かった。
結局のところ、犯人は誰で、どうして父親は殺されたのかが気になってしまうけど、この映画としては無罪ということで着地したので野暮なんだろうなと思う
(自分の考えだと、父親を恨んでる人間が息子が特殊なデザインのナイフを触ってる場面を偶然見つけて、同じナイフを購入、殺害して息子に犯人を擦りつけ、家付近の住人を買収したのかなと思った)←勝手な推測
映画館で上映していたらみにいきたいと思うくらい大好きな作品になった!お気に入りはスラム街育ちでナイフの使い方もわかる陪審員と何度も意見を変えて汗ダラダラしてた、おちゃらけ宣伝マンw(司会の隣の人
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