このレビューはネタバレを含みます
自らでは法廷での審理を批判的に見ようとしない11人。
しかもその内4人は最後までまともに議論に参加しようともしない2人(7と12)と、個人的感情や偏見に呑まれ論理的思考もままならない2人(3と10)…
これは思いがけず神作に出会ってしまったな。
ストーリーとしても面白いが、議論において大事なことに気付かされ普通にタメになった。
大声で偏見交じりの感情論をぶつけても、一瞬説得力があるように思えてし…
このレビューはネタバレを含みます
たったの1時間半で12人という数の人間の性格がそれぞれ理解できて、自分が直接その人と話してるわけじゃないのにそれぞれの人に対して自分が好きか嫌いかまで思えるの、本当にキャラクターの掘り下げ方が上手な…
>>続きを読む“偏見は真実を曇らせる”
12人の陪審員達による
少年の命を賭けた討論大会。
ずっと会議室で討論してるから、
ちょっと飽きそうになっちゃいましたが、
形勢逆転が見え始めてからは釘付けでした。
…
キャラクターの作り方、キャラクターの使い方、脚本のリアリティ、脚本の想像力、言葉と状況が表す説得力、視点の広さと狭さ、熱苦しさと冷静さ、映像の持つ空間性、個に合わせた情報咀嚼の時間経過。何故この映画…
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