ヤベヒロシ

ある脅迫のヤベヒロシのレビュー・感想・評価

ある脅迫(1960年製作の映画)
4.1
地方から栄転予定だった銀行の次長が、荒唐無稽な手段にも思える脅迫を受けて四苦八苦する話。

登場人物が少なめなので、海千山千、映画を観ていれば、結末をある程度勘繰ってしまうとは思うし、その通りになってしまうかもしれないが、俗に言うどんでん返し系かもしれない。

銀行員なんだから、「紙の月」ではないが、受ける脅迫に対してもっとやりようがあるのでは?などコンプラ度外視なことを考えてしまうが、白黒映画、昭和の名優たちの演技は内容にグッと味をつけてくれており、観ていて心地いい。

少々荒い内容だが、主人公のクズっぷりが変に心地よく、65分でここまで楽しめたら十分という感じ。良かったです。
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