このレビューはネタバレを含みます
渋谷の街を彷徨い、生きることへの価値が見出せないルイ、ピアスや刺青を身に纏い、舌先が蛇のようなスプリットタンを持つアマ、アマの知人であり彫り師であるシバ、の話。
かなり攻めている、内容も映像も。難しい、と思う。理解に苦しむ、とも思う。でもどうしてか、「分かるかも」って思える何かが、散りばめられている作品だと思う。理解はできない、だけどちょっと分からないでもない、みたいな。そんな作品だと感じた。
誰の目線で観るかによって、感じ方も解釈の仕方も、全く違うものになる作品だろうな。何通りも何通りも、ある。だから、あえて感想は書かないでみる。
ただ、シバさんが好きすぎる。いかついピアスや刺青は好みではないけれど、低い声といい話し方といい飴と鞭の使い分け方といい、見た目以外の全てがドストライクだった。好きです、ありがとうございました。