せんとらる

蛇にピアスのせんとらるのネタバレレビュー・内容・結末

蛇にピアス(2008年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

平成ねぇ。

みんなおバカなお芝居が上手い。

藤原竜也さんと小栗旬さんのチンピラ、凄いTHEチンピラで印象に残りました。

井浦新さんこの役演じてて心痛くなりそう。。。

シバとあんな事があってケロッとしてるルイも心壊れてるな。でも全員優しさが見えている。

高良健吾さんの甘えん坊のお芝居もやり過ぎくらいがちょうど、アマって役が際立ちますね。

一般的な社会に落胆というか楽しさを見失って、刺激を求めているようにも見えました。急に舌ピ開けたりパンクな人と付き合ったり、刺青を入れたり。殺意に対して肯定的なのも殺意を持ってる人より狂気じみてる気がします。

アマはルイのこと凄い好きなんだ。好きだから不安になるのか。

電車をアマとシバで例えているのかな。

好きな人が他の人をとても想ってる。でも自分の好きな人だから助けになりたいんだろう。どういう心境なんだろう。

アマが居なくなって捜索するうちに本当のアマを知っていく、本来なら嬉しいことなのにずっと泣いてる。ルイにとってアマの存在は大きかったんだろう。ほとんど素性を知らないアマとのつながりがピアスやスプリットタンや刺青だった。

本当の名前を知るのも終盤。素性を知らずとも愛を育める、そういう事?刑事の話を聞いているとだんだん怪しくなってくるシバ。

ルイはすごく優しい子。犯人かもしれない時がついたときには対策を練ろうとしてる。アマの時もそうだった。

何だかポッカリ穴が空いたような作品でした。