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蛇にピアスのnanacobookwormのレビュー・感想・評価

蛇にピアス(2008年製作の映画)
3.0
寝覚めはよくない映画。後味もあまりよくない。でも、吉高由里子さんの体当たりの演技には脱帽だ。そして自分の身体をあそこまで痛めつける人々の強烈な虚しさ、寂しさ、が、見ていて痛々しい。しかし、それを他人事として見ている自分がいやだと思う。性的なしかもノーマルでない表現が多いのはちょっと見ていてきつかった。が、それを抜きにしてはこのテーマは表せ得なかったのだろう。それにしても2008年だからまだ、演技、演出にも今よりは制限がなかったことがうかがえ、時代の移り変わりを感じた。
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