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父の初七日の映画好きのレビュー・感想・評価

父の初七日(2009年製作の映画)
4.0
父危篤の報せから臨終、そしてお葬式、その後までの話し。
突然の父の死で、葬儀の準備や風習に則った細かい葬儀の進行で悲しみに浸る暇もなくバタバタと追い立てられる。台湾独特の葬儀の風習を時にはおかしみを持って表現されている。
だからといって、“死“を軽くおかしく扱っているわけではない。根底にある一人の人の死という尊厳を損なうことなく表現されている。
ラスト、主人公が友達に父を亡くしたことを話す場面、悲しみは後からやってくるというのをシンプルに上手く表現していて良かった。