ポン・ジュノ目当てで観たが、
ホ・ジノの『アローン・トゥゲザー』という作品が一番良かった。

No.2555
韓国映画アカデミー20周年を記念し、同校出身の20人の監督が、

「２０」をテーマに作った映画のオムニバス。

短編だけなので、よく分からないものも多かったが、

トリを務めたのがポン・ジュノ。ネーム・ヴァリューがなせる技なのか、普通に楽しかった。ワンカットでずーっとカメラが追っかけていくのが好きなんですよね。


2004年・韓国・162分/ファインフィルムズ
TWENTIDENTITY
■監督:
1.パク・キョンヒ「大きな木の下で～異共」
Under a Big Tree
2.キム・イソク「Sutda」
3.キム・ソヨン「ランナーズ･ハイ」
A Runner's High
4.オ・ビョンチョル「イノセンス」
Innocence
5.ユ・ヨンシク「Fucked up Shoes!」
6.イ・スヨン「20の質問」
Twenty Questions
7.チョ・ミノ「20歳法」
The Twenty's Law
8.チャン・ヒョンス「21へ」
To The 21st
9.キム・テヨン「Pass Me」
10.ホ・ジノ「アローン･トゥゲザー」
Alone Together
11.パク・キヨン「20」
Twenty
12.ミン・ギュドン「秘密と嘘」
Secrets And Lies
13.イ・ヨンベ「Looking for Sex」
14.クォン・チリン「Race」
15.イ・ヒョンスン「20mmの厚み」
Twenty Millimeter Thick
16.ファン・ギュドク「隣人」
Neighborhood
17.チョン・ビョンガク「オー･マイ･ベイビー」
Oh My Baby
18.イ・ヨンジェ「モバイル･クイーン」
It's Different On Mobile Queen
19.キム・テギュン「２時」
At 2 O'clock
20.ポン・ジュノ「シンク＆ライズ」
Sink & Rise
■出演:
ファン・ジョンミン「大きな木の下で～異共」
キム・スヒョン「Sutda」
カン・ジュウォン「ランナーズ･ハイ」
チョ・ウンスク「イノセンス」
キム・イングォン「Fucked up Shoes!」
チョン・ジョンミョン「20の質問」
ポン・テギュ「20歳法」
ナム・ジヨン「21へ」
チョン・ヘジン「Pass Me」
ユン・ジンソ「アローン･トゥゲザー」
キム・インウ「20」
リュ・スンボム「秘密と嘘」
キム・ナンフィ「Race」
ヨム・ジョンア「20mmの厚み」
パク・ウジン「隣人」
イ・ジョンウク「オー･マイ･ベイビー」
キム・ヘナ「モバイル･クイーン」
イ・チョンア「２時」
ピョン・ヒボン「シンク＆ライズ」

韓国映画アカデミー20周年を記念した、20人の出身監督による短編20作品のオムニバスです。

1作品15分前後の短編とはいえ、20作品もあればトータルで長いし、ナニコレ？という謎の作品もあるし、全体的にどれもチープですが、それでも15分間でちゃんとそれぞれの世界観を見せてるし、引き込まれる作品もあってそれなりに楽しめました。

いきなりファン・ジョンミン出てきたし、たまーに見たことある俳優が登場すると嬉しいです。
小作品の中でもヨム・ジョンアなんかやっぱり存在感がすごいし輝いてて、後に売れていくのも納得です。

で、1番のお目当てはポンジュノの作品でしたが、見たらピョン・ヒボン出てるしロケ地も設定も、まんまグエムルなんですよね。
ホームレスっぽい貧しい親子が出てきたりするし、のちのポンジュノ作品に繋がってるのをすごく感じました。

内容はしょーもない話ですが、漢江にかかる橋の下でコンテナを使った売店をピョンヒボンが営んでるってだけでワクワクするし、ピョンヒボンがキネマ旬報読んでるしで、強烈に画面に惹きつけられます。

カメラの映し方も良いですしね、こんな小さな短編でもポンジュノ味がちゃんとありました。

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