【第21回アカデミー賞 特別賞】
実在した聖者ヴァンサン・ド・ポールの伝記映画。ヴェネツィア国際映画祭で男優賞、アカデミー賞では特別賞(外国語映画賞)を受賞した。
聖バンサンを演じたのはルノワール『大いなる幻影』やクルーゾー『密告』などの名優ピエール・フレネー。
伝記映画としては申し分ないが、優れた映画かというと微妙。展開が早く飽きはしないものの、緩急がなくテンポが悪い。
ピエール・フレネーの抑えてはいるが内にある情熱を醸し出す演技に大きく本作は支えられている。
フランスではかなりヒットしたようだが、キリスト教国というお国柄あってのことだろう。
面白くなくはないが積極的にオススメはできないかな。