山口百恵文芸シリーズ第4弾ということで制作された本作。
過去、2度にわたって映画化されている題材。
海岸沿いの田舎町に赴任してきた若い高校教師南條(南條豊)。
問題児の多い2年生のあるクラスを担任することになった。
そのクラスの中で、一人不思議な存在感を持つ無口な女生徒清水巴(山口百恵)。
小指に包帯を巻いていたことから、クラスの中ではレズビアン疑惑をもたれていた。
ある日体育祭が行われる。
南條は巴と組んで競争に出るのだが、その際巴が柱に激突して失神。
保健室に運ばれるのだが、そのときに巴はおしっこを漏らしてしまう。
恥ずかしくて動けない巴に代わり、
女性用の下着を買いに出かける南條。
これがトラブルの始まりだった・・・
文芸作品ということですが原作は未読です。
それにしてもここまであらすじを書いていて、
なんてトンデモ展開なんだと思ってしまいます。
本当に百恵ちゃん主演作品???。
さらにこの南條なる教師、
女生徒の巴に水着やネックレスまでプレゼントしちゃいます。
さらに馬に相乗りして学校に乗り込んだり国道を爆走したり。
劇中のPTAだけじゃなく、観ている僕らも問題だと思いましたよ。
クラスの中で、やけに目力が強く山口百恵に難癖つける女性がいたんですが、あとで調べてびっくり。
浅野温子さんだったんですね。
彼女のデビュー作ということです。
てっきり彼女のデビュー作は、
『高校大パニック』だと思っていました。
そして、
百恵ちゃん主演作にもかかわらず、
三浦友和さんは共演していません。
何か思惑があったんでしょうか。
作品の出来はともかく、
百恵ちゃんはやっぱ特別なオーラを発していますね。
唯一無二の女優さんだったんだなあと思います。