たかちゃん

夜の狼のたかちゃんのレビュー・感想・評価

夜の狼(1958年製作の映画)
2.5
葉山と金子の内紛が芦川の幸福への再出発を奪う。やくざの気質の娘への贖罪。『冬の華』の原型のようにも見える。芦川の役柄は面白味に欠け、反発と依存の振り幅があまりにも極端。心変わりのきっかけが看病だけで不信感、嫌悪感が払拭できるとは思えない。
カメラが伊佐山三郎とは新人監督にしては豪華だが、監督の牛原は田坂監督作品の助監督を務めていたことから伊佐山が引き受けたと思われる。
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