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夜の狼のhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

夜の狼(1958年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

58年、モノクロ、シネスコ。 

ヤクザで借金取りをしている葉山良二が主人公。日活はノワールのイメージだけど、この作品は内容的に実録ふうのヤクザ映画(ヤクザ映画といえば東映のイメージだけど、それより前の日活のヤクザ映画の多さにはびっくりする)。

いずみさんは清楚なのに体を売ろうとする女性の役で、葉山良二でなくても気になるというもの。作品全体は話のバランスが悪く感じたけど、最後1/3のいずみさんの様子、「無頼より 大幹部」みたいなラストなど、いずみさん目当てで見たら十分満足。

出てくるレインボーというバーが広くて素晴らしくて圧巻。ちらっと出てきた喫茶店も良い。セットなのかロケなのか。そういう素敵な場所と、卍組を仕切る男の事務所やヤクザのいる街角の小汚いのも良い。
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