フランソワ・オゾン監督作品…14作目です…。
今作は初期の短編作品…かなりアグレッシブでありつつも、しっかりオゾン…危ないと分かっていても、どう危ないのか観たくなる…観る側の残虐性を炙り出すような演出です…完全なジャケ詐欺です…。
舞台はフランスの小さな島…海を臨む小高い丘…白い壁と真っ青な扉…入口には真っ赤な花の咲いた一軒家…。
パリで働く夫の帰りを待ちながら10ヶ月の娘シフラと暮らすサーシャ…シフラがとってもキュート…。
真っ青な海と空…風にそよぐ緑の木々の葉…気持ち良く体を摩る海風…素晴らしい風景の中…絵に描いたような素敵なロケーション。
なのに…話し相手もなく鬱々と日常が過ぎていくだけ…。
ある日、二人の前にバックパッカーのタチアナ(マリナ・ドゥ・ヴァン)が現れます…彼女は敷地内にテントを張らせて欲しいと申し出ます…心寂しいサーシャは彼女を受け入れ、食事に誘ったり、お風呂を使わせたり…仕舞いにはシフラの子守りまで…どんどんと彼女に近づきます…
しかし…何か不穏…顔に表情がなく、怪しげな行動を取るタチアナ…。
〜〜〜⚠︎以下ネタバレ含みます⚠︎〜〜〜
タチアナの入浴シーンはゾゾゾっს サーシャの歯ブラシにトイレを流さず○○○を擦りつけるっს サーシャに行きずりの男性との浮気を勧めます…。
夕食時にはサーシャの出産について異常なほどに詰め寄ります…そして明らかになった…タチアナが中絶をしたという過去…。
彼女の正体は…?? そして目的は…??
暫し呆然としてしまう…衝撃的なラスト…。
恐ろしいほど美しい海が眩し過ぎます…。
✎︎ YouTube (仏語音声、英語字幕)ですෆ*