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海をみるのbennoのレビュー・感想・評価

海をみる(1996年製作の映画)
3.7
フランソワ・オゾン監督作品…14作目です…。

今作は初期の短編作品…かなりアグレッシブでありつつも、しっかりオゾン…危ないと分かっていても、どう危ないのか観たくなる…観る側の残虐性を炙り出すような演出です…完全なジャケ詐欺です…。

舞台はフランスの小さな島…海を臨む小高い丘…白い壁と真っ青な扉…入口には真っ赤な花の咲いた一軒家…。

パリで働く夫の帰りを待ちながら10ヶ月の娘シフラと暮らすサーシャ…シフラがとってもキュート…。

真っ青な海と空…風にそよぐ緑の木々の葉…気持ち良く体を摩る海風…素晴らしい風景の中…絵に描いたような素敵なロケーション。

なのに…話し相手もなく鬱々と日常が過ぎていくだけ…。

ある日、二人の前にバックパッカーのタチアナ(マリナ・ドゥ・ヴァン)が現れます…彼女は敷地内にテントを張らせて欲しいと申し出ます…心寂しいサーシャは彼女を受け入れ、食事に誘ったり、お風呂を使わせたり…仕舞いにはシフラの子守りまで…どんどんと彼女に近づきます…

しかし…何か不穏…顔に表情がなく、怪しげな行動を取るタチアナ…。



  〜〜〜⚠︎以下ネタバレ含みます⚠︎〜〜〜








タチアナの入浴シーンはゾゾゾっს サーシャの歯ブラシにトイレを流さず○○○を擦りつけるっს サーシャに行きずりの男性との浮気を勧めます…。

夕食時にはサーシャの出産について異常なほどに詰め寄ります…そして明らかになった…タチアナが中絶をしたという過去…。

彼女の正体は…?? そして目的は…??


暫し呆然としてしまう…衝撃的なラスト…。


恐ろしいほど美しい海が眩し過ぎます…。


✎︎ YouTube (仏語音声、英語字幕)ですෆ*
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