ジェーン・バーキン初主演作。
ジョージ・ハリスン音楽。
この組み合わせのイメージ通り、インド音楽が流れるサイケデリックなヒッピーのビジュアルに美しいジェーン・バーキン(しかもセルジュ・ゲンズブールとできる前)のエロスが絡むカルト映画だった。
博士が自室の壁の穴を覗いたら隣の部屋に美しいジェーン・バーキンがいて、次第にその魅力に取りつかれていくというかなりバカなストーリーなんだけど、案外馬鹿にできない。
この映画、とにかく小出しに美しいジェーン・バーキンを登場させるので見てる側も「もっとジェーン・バーキン見せてくれ!」と博士と同じ感じになる。親が外出するなり玄関の鍵をかけAVを見る童貞中学生に近いピュアな慾望を描いてる。
ただ、ヒッピーファッションのジェーン・バーキンがとにかく可愛くて女性が見ても参考になりそうだし、もっと女性層を意識した作りにしても良かったんじゃないかと現代に見ると思う。帰着点も含めて男性の願望的すぎるなと。
サイケデリックなビジュアルや音楽に関しても、最近Tame ImpalaやTemplesあたりのサイケデリックバンドが海外でも人気だし馴染みが良くて、意外とスタイリッシュなものとして見れた。