トムスプリング

ワンダーウォールのトムスプリングのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウォール(1968年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

冴えない研究者が部屋の壁にいつの間にかあいていた穴を覗いたら、隣人はジェーン・バーキンだった!ジュテーム!

自分ごとに置き換えると、隣人が変身ヒロインで、自室で変身して窓から出動するところだった、というのを覗いたら変身シーンを思い出すだけで鼻血吹き出してしまうでしょうな。その気持ちはとてもよくわかります。

そんなわけで脳内回春回路がショートして、現実と虚構が普段から入り交じるようになった先生の悲哀が一線を越えたとき、悲しき奇跡が起こるのです。多分このことによってバーキンとはもう会えなくなるのでしょうから。

その犠牲になったカマキリ君がせつなかったりします。妄想はほどほどにしましょうという教訓の映画でもあります。