コロンビア大学で幽霊等の超常現象研究を行っていたピーター・ヴェンクマン、レイモンド・スタンツ、イゴン・スペングラーの三人。研究費を打ち切られ大学を追い出されたため幽霊専門の便利屋「ゴーストバスターズ」を開業した彼らが、世間の冷たい視線もどこ吹く風で大都市ニューヨークを舞台に行う幽霊退治を描くコメディ映画です。
公開した1984年に北米を中心に空前の大ヒットを記録してファミコンゲームにアニメに小説とメディアミックスもなされたアイヴァン・ライトマンの出世作で、コントになり過ぎないギリギリを行く脚本とビル・マーレイを中心とする相性の良いキャストの演技や絡みを、当時としてはフレッシュだったVFXでのゴースト描写で盛り立てています。
日本で後に『ゴーストスイーパー美神』という漫画とアニメが生れますが、80年代米国と90年代日本と舞台は異なれどシュールなギャグを交えてシティ派がテンポよくおばけ退治する作風はよく似ていて子供心を刺激し、マシュマロマンで昇天します。摩天楼の足元で時代錯誤の罠を仕掛ける血迷った危ない奴らを極楽へイかせちゃう一作です。
