ひろぽん

ゴーストバスターズのひろぽんのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)
3.0
『ゴーストバスターズ』1作目

ヴェンクマン、レイモンド、イゴンの科学者3人組が結成したオバケ撃退部隊ゴーストバスターズ。派手な宣伝のおかげで3人が一躍人気者になった頃、ニューヨークでは門の神ズールと鍵の神ビンツが出会おうとしていた。2つの神が人間の体を借りて結合した時、世界は悪魔の支配下におかれてしまう。さらに、ゴースト貯蔵庫から無数のオバケが解放され、街はいよいよ大混乱。世界の危機を救うため、ゴーストバスターズが奮闘していく物語。


ゴーストバスターズの誕生と彼らの活躍を描いたお話。

女性大好きヴェンクマン、臆病な超常現象オタクのレイモンド、丸渕メガネがトレードマークのメカニック担当のイゴンの3人組の科学者たちに加え、人気になり人手不足のためメンバー入りした大柄の臆病者ウィンストンの4人が「ゴーストバスターズ」としてニューヨークの街に蔓延るゴーストたちを撃退していく。

2階から1階にポールを使って降りていくのはテンション上がりそう。

可愛いマスコットのようなゴーストからちょっぴり強面なゴーストまで幅広い多種多様なゴーストたちが可愛い。特に終盤のメインで登場するレイモンドが想像した巨大なゴーストのマシュマロマンの造形が可愛くて癒される。

ゴーストバスターズのメンバーは決してイケメンというわけじゃないが、彼らの言動を見ているとなぜかカッコ良く見えてしまう不思議な魅力がある。

彼らのやり取りする会話が面白く、実家にいるような安心感があるから会話を永遠に聞いてられる。

市長と交渉する時に選挙権の話題で押し切るトークが結構好き。

門の神・ズールと鍵の神・ビンツなど人間に憑依するゴーストもいるのが面白い。身近な人に憑依するというのもまた良き。

誰しもが見た事のあるゴーストバスターズのトレードマークや、ノリノリなポップなRAY PARKER JR.の『GHOSTBUSTERS』の音楽がクセになって最高に盛り上がる。

テーマ曲がかかると一緒に“ゴーストバスターズ”って叫びたくなる中毒性の高さ。

ホラー映画のような怖さはなく、コミカルな作風が最大の見どころ。現代と比べるとCGはしょぼく物足りない感じもするが、そこが良かったりもする。1980年代のアメリカの雰囲気を存分に楽しめる名作。
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