原作小説は松本清張が昭和32年に検察から聞いた事件を元に書いたそうだ。
高度経済成長期初期か。
高度経済成長期といえど初期であり田舎では苦しい暮らしも有ったらしい。
タイトル「鬼畜」にワクワク(不謹慎)して観たが俺が思う鬼畜では無かった。
クズ。クズである。
この頃は今でも震え上がるほどの「鬼畜」な事件が多かったので期待したが何というか鬼と呼ぶなら現代のほうが鬼では無いか?と思った。
ラストシーンの10分くらいは小説には無いらしい。
という事はこの映画制作時の1978年の情勢が加味されたラストシーンと言えるだろう。
ラストシーンの捉え方が分断される様だが、俺は松本清張がメモで書き残した子供の心情にしか捉えられなかった。
映画としては、1990年代後半以前の邦画は「芝居がでかい」ので苦手だが、コレもそうだった。
やっぱ苦手だわ(笑)