ダオ

鬼畜のダオのレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
3.8
1978年につくられた野村芳太郎監督作品。妾に3人の子を産ませるも知らん顔していた男の元にその子供たちが送り届けられると……。

男衾駅から始まってお妾と幼子3人が肌色の東武電車に乗っかって降りたのは川越市で。まだまだ開発されていない川越の街を堪能。まったりと見ていたところに妻がやってきてひとこと。「あ鬼畜だ」っていって危うく結末を口走りそうになったのでさすがにやめてもらう。

これも実話のようですね。見せ方は昭和だけれど事件的には今っぽい。連れ子への酷い仕打ちってニュースしょっちゅう聞くもんな。親ガチャなんて言葉があるけど子を作ったり育てることのできない連中に当たった子はほんと災難だわ。だからって社会で守るシステムないし。もう終わってるな日本。

長男くんのなんともいえない存在感にやられました。あと本の数分の出番でしたが大竹しのぶすげぇ。
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