砂場

鬼畜の砂場のレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
4.2
劇中で映画のポスターに「コンボイ」「フレンチコネクション」がチラッと見える。そんな時代のお話

零細の印刷屋を営む宗吉(緒形拳)。妻(岩下志麻)がいながら愛人・菊代(小川眞由美)に生ませた3人の子を引き取るハメになる。
怒り心頭の妻(岩下志麻)は子供の世話しない宣言、
赤ん坊庄二が栄養失調で病死、宗吉は、良子を東京タワーに置き去りにし、利一を東尋坊の崖下に突き落とす。

奇跡的に助かった利一のとった行動は意外なものであった
6歳の利一くんがハードボイルドな生き様でかっこいい。彼は父を庇うがそれはクズ父への愛もあるだろうが利一くんなりの論理で生き方を自分で決めたのだ。
昨今の悲惨な虐待のニュースを見てもクズ親ならばいない方がいい。
きっとこの後妹を救い出すに違いない、利一くんの眼力からはそう思える。
勝手に脳内で利一くんが活躍する「鬼畜2」を想像している
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