ヨル

デビルマンのヨルのレビュー・感想・評価

デビルマン(2004年製作の映画)
1.8
ネットを中心にあまりにも酷評されているので、怖いもの見たさで視聴。

まず見てから感じたのは「世間で言われているほど酷い映画ではない」ということである。確かに役者の演技は絶望的だし、ストーリーも原作を知らなければ着いていけない部分が多々あるというのは否めない。しかし当時にしては高水準なCG技術を用いた映像表現や、原作漫画の持つデビルマンという作品の雰囲気を演出しようとしていたことは評価したい。近年制作された爆死実写映画と比較しても、飛び抜けて酷い内容であったとは思えない。

ただしそれはそれとして、公開当時に原作ファンを中心に顰蹙を買ったことに納得がいく内容でもあった。いわゆる「思い出補正」が悪い方向に働いたことでこれほどの低評価を受けているのではないだろうか。
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