crn

ガッジョ・ディーロのcrnのレビュー・感想・評価

ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)
4.0
よそ者として異国の地でひとつの世界に交じったときの感覚を見事に蘇らせてくれる作品だった。デュリスの表情や主人公のキャラクタのシンプルさもあり、彼の感情の動きや気づきに自然と共感していた。

ロマを象徴する音楽からはじまり、暮らしから冠婚葬祭までを厚く描き、最後には迫害まで見せる。喜怒哀楽が詰まった濃い時間。よそ者を通してロマの人々そのものを描きたかったことがよくわかる。
crn

crn