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幸せの行方...のバナバナのレビュー・感想・評価

幸せの行方...(2010年製作の映画)
3.0
NYの不動産王の息子、ロバート・ダーストの事件を基にした、実話物の作品です。

一応、隣人殺人で起訴されている現在から始まり、過去に遡っていきます。
キルスティン・ダンスト演じる妻ケイティは、庶民の出ながら財産狙いなどではなく、デイビットとの家族を作ることだけを望んでいた普通の女性だったのだが、子供を望まず束縛してくる夫と、やがて不和になっていく。
そして、周囲も心配していたある日、突然、ケイティは失踪したのだった…。

本当に起こった事件ですが、結局デイビットは軽い方の罪しか問われなかったので、この方は、多額の遺産も相続して、フロリダで自由を謳歌しているらしいので、この映画では、関係者は皆、偽名になっています。
殺人では不起訴になって、結局真相は分からないままなので、本当はこうじゃなかったのか?という推測で、映画化されています。

ところがどっこい!!!
この映画は2010年の制作ですが、その後、2015年にロバート・ダーストがこの事件を巡るドキュメンタリー番組に出演した時に、休憩中のトイレで、ワイヤレスマイクを外さずに、
「全部俺がしたにきまってるだろう」と呟いたのがテレビで流され、
それがきっかけで逮捕されました。
しかし、未だ奥さんの遺体は見つかっていないそうですが…。
事実は小説より奇なりですね。
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