TS

神様の愛(う)い奴のTSのレビュー・感想・評価

神様の愛(う)い奴(1998年製作の映画)
1.0
【みる価値なし最低のドキュメンタリー映画】
ーーーーーーーーーーーーー
監督:藤原章 その他
製作国:日本
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:120分
ーーーーーーーーーーーーー
汚い言葉を使います。すみません。
クソ映画です。胸糞悪い。これに携わったスタッフ全員、奥崎謙三の墓前で謝罪すべきだ。変わり者の奥崎謙三を棚にあげてつくりあげた陳腐で不愉快なAVといったところ。みる価値なし。『ゆきゆきて、神軍』を見てないとただのヤバイおじさんがドスケベなことをしてるとしか見えないし、見たとしても非常に不愉快な映画であります。

最初に奥崎謙三の略歴のテロップが流されます。間違っても『ゆきゆきて、神軍』未見のまま見てはいけません。とんでもない略歴ですから完全なる犯罪者のドキュメンタリーかと誤解してしまいます。まあ、彼は十分に犯罪者なのですが。。今作は釈放されてからの齢77の奥崎謙三を追うドキュメンタリーなのですが、スタッフが彼に何を求めてるのか全くわからない。世間を騒がせた問題人に賛同して崇拝しているかのように見せて、逆鱗に触れないようにトンデモ映像を撮ろうとします。まあ実際は奥崎謙三の逆鱗に何度も触れるスタッフなのですが、奥崎謙三も単純でして、土下座と奥崎謙三への尊敬の眼差しをしておけば許す模様。このギクシャクした関係の中、スタッフは何を血迷ったのか、奥崎謙三をAV男優に仕立て上げます。何なの?あんたらが作りたいのは、世間を騒がせた問題人によるAVですかね?そんなものを見せられて視聴者は満足するとでも思ってるんですかね?

立場として整理をしておきますが、『ゆきゆきて、神軍』は紛れもなく傑作ですが、かといって奥崎謙三を肯定しているわけではありません。考えとしては非常に危うい。政府転覆を目論む彼の考えは極めて過激です。映画としては、そんな彼と監督の原一男のせめぎ合いが素晴らしかったということです。

何が『ゆきゆきて、神軍』の衝撃ふたたびだ。こんな映画は店頭に並ぶ価値すらない。スタッフは奥崎謙三の信念や思想を利用してこの人を弄んだということで一生猛省すべきである。非常に腹立たしい映画でした。
TS

TS