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カールじいさんの空飛ぶ家のtetのネタバレレビュー・内容・結末

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤10分セリフ無かったけど、すごくたくさんのことが伝わる内容だった。妻と幸せに暮らしてたこと、子どもを諦めて2人で暮らすことを決意したこと、旅行に行こうとしてたけどなかなか叶わなかったこと。そして、妻が亡くなってから孤独になってしまったことが描かれていた。ここだけですでに感動。

妻との思い出の家を何一つ崩したたくないカールは、夢だった場所に家ごと風船で行くことを思いつく。そこで出会うラッセル、ダグ、ケビン。憧れだったチャールズは目的のために手段を選ばない悪党だった。みんなで協力してチャールズを倒すが、家は諦めることに。「いいさ、ただの家さ」とどこか嬉しそうなカール。ラッセル、ダグ達と無事に地上に戻り、その後楽しく幸せな生活を送っていく。
ラッセルとケビンの絡み最高。ケビンの足を竹馬みたいにしてるの面白かった。ダグはやることなすこと全て面白い。特にボールの下りは面白すぎた。全体的にギャグが豊富で最高。全部ツボだった。
途中までは家や妻との思い出を守ることに必死で、ケビンがさらわれているのに、家の火を消すことを優先してしまったり。しかし、目的を果たしたけど虚しかったこと、ラッセルが居なくなったことで我に帰り、家の中身を全て捨て家を再び浮かせる。そして最後「ただの家」と言ったことで、思い出守ること以上に大切なことがあり、前に進むことも大切、ということを悟ることができたのだと思う。カールの嬉しそうな表情にこっちまで嬉しくなってしまう。

感動して、笑える、良い映画だった。定期的に観たい感じ。
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