このレビューはネタバレを含みます
パッケージにもあって分かるように、風船がたくさんついた家が空を飛ぶというのは、もはや中身を見なくても分かってはいたのですが、空飛ぶ家でのんびりおじいさんが過ごすお話なのかと思ったらそうでもなくて、色んな展開が待ち受ける1作だなと思いました。
カールじいさんは、先立たれた妻のエリーが生前から行きたいと言っていたパラダイスの滝に、妻のエリーと住んでいた大切な家にたくさんの風船をつけた空飛ぶ家で行こうとするのですが、そこまでの道のりがもう大変!
正直、ラッセンはカールじいさんのお手伝いをしているのか足でまといをしているのか分からないくらいでした。(笑)
途中で増えていく動物の仲間達にも、カールじいさんはなかなか心を開かず"1人でもパラダイスの滝に行く!"といった勢いでした。
だけど、徐々にカールじいさんが仲間たちに心を開き始め、カールじいさんは仲間たちがピンチの時に助けに行こうとします。
どんなことがあっても手放さなかった空飛ぶ家。仲間たちを助けるのに空飛ぶ家を手放した際のカールじいさんの"心配ない。ただの家だから。"といったセリフに、どれだけ仲間たちを大切に思っていたのかを感じました。
結局、カールじいさんはパラダイスの滝を見れた、パラダイスの滝にカールじいさんの家を置くことに成功した、だけど、パラダイスの滝に置いた家に住むことは出来なかったけど、最後のシーンを見て、あの空飛ぶ家に住めなくてもハッピーエンドなのを感じました。