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スリング・ブレイドのKHのネタバレレビュー・内容・結末

スリング・ブレイド(1996年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

子どもと障がい者の交流というお涙頂戴系のヒューマンドラマかと思いながら見てみたら、プロットが「街に突然現れた流れ者が弱者を虐める悪い奴を倒す」という典型的な西部劇と一緒だった。
この映画の主人公も西部劇の主人公同様、心に傷を持ってたり、あまり多くを語らず、人に優しく、実は人を助ける能力に出でてて(勿論ガンさばきではなく、ここでは壊れた機械をやたら直せる機械さばきで一目浴びる)、子供に好かれ、身を挺して弱者のために戦うカッコいい孤独なヒーローだった。(シェーンとか思い出す。最近の西部劇ではネトフリのゴッドレスっていうシリーズものとか)
時代劇の腕利きのガンマンをこの現代劇で障がい者(どう見てもその発する言葉が精神障がい者に思えないのだが)に置き換えたところが画期的なのかな…アカデミー脚色賞。
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