Yukiko

スリング・ブレイドのYukikoのレビュー・感想・評価

スリング・ブレイド(1996年製作の映画)
3.8
2016年11月24日 ツタヤレンタル
『スリング・ブレイド』
監督・脚本・主演、ビリー・ボブ・ソーントン。
他の作品にも、主演、脇役、脚本と大活躍しています。
監督作品としてはマット・ディモンさん主演の『すべての美しい馬』
という映画があるようです。
音楽活動もしているようですよ、多才能な方なのですね‼
アンジーの2番目の夫でもあった方。

 役作りがうまい。
ビリー・ボブさんの写真をみると、かっこよくキリッと
引き締まったお顔立ちに、スタイルもスラッとしていて。

なのに、映画にあわせ、自在に体型も顔立ちも変えるのですねぇ。
さすが、プロの役者‼

 内容は……殺す必要があるの?
殺すしかないの?……と疑問を感じます。

 殺された人。
要は、アルコールで酔うと性格が変わるところに問題があるように思う。
酔わなければ、結構冷静に自分を分析もしている。
仕事のストレスもあって、何かで発散したい旨、
本人も語っている。

子供が、簡単に「殺したい」なんて呟いているのも問題。

 朝方4時に、主人公は寝室に金槌を持って入る。
もし、男の子の母親が、男から一方的にいたぶられていたら、
母親が嫌がっていたら、殺す予定で寝室を訪れたのか?
自分の母親の思い出がまだ脳裏にあったんだと思う。

しかし、女は普通に寝ていただけ、危害も加えられてない。

 主人公は、思い止まり洗礼を受けるが、その後に事態は急変。

(洗礼なのですが、教会で行うものだと思っていましたが、
川の中で行ったのでびっくり‼)

 男を殺さなければならない?
気に入らないから、その人がここにいるために、
嫌がっている人がいるから、という理由で人を殺すという、
そういう発想しかできない、そこが病気!

 退院したら、退所したら、キチンとした受け皿があるといいね。
社会に放り出すことのないように。
Yukiko

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