太宰治の「ヴィヨンの妻」の実写映画
原作はアル中、不倫、金遣いの荒いダメ男すぎる詩人を健気に献身的に支える若い妻を主役とした小説
松たか子の清楚感や広末涼子のスレた女感はハマっててよかった🥰
警察署ですれ違うときの広末涼子のニヤリ顔が何だかツボだった
しかし浅野忠信が全く魅力のある撮り方をされておらず…🥺
なぜこんなボソボソしゃべる根暗男がモテまくるのかまったくわからなくてちょっとイライラした
もっとメンヘラを演じると色気が出るタイプの俳優さんで観てみたかった
原作既読ですが40ページほどの短編で、内容は大分膨らませてありました
妻夫木聡や堤真一は映画オリジナルの役ですね
この2人のエピソードが入ることで何だか原作よりさっちゃんが可哀想に感じてちょっと観てるのが辛かった
特に終盤の堤真一の事務所に行くところ…辛い😢
「人非人でも、生きてさえいればいいのよ」
自殺癖のある太宰は何を考えながらこの小説を書いたんでしょうねぇ
映画としては浅野忠信以外は配役よし、展開も遅すぎず、昭和20年代の町並みのセットもしっかりしててよかったと思います✨